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鳥取県智頭町で大麻草から繊維を採る伝統技法を披露

鳥取県智頭町で大麻草から繊維を採る伝統技法を披露


大麻草から繊維を採る伝統技法「桶蒸(おけむし)法」を多くの人に知ってもらおうと、鳥取県智頭町八河谷の杉の木村で20日、「麻まつり」が開かれた。

昨年、60年ぶりに大麻栽培を同集落で復活させた上野俊彦さん(34)が、古くから西日本で行われていた技法を実演。参加者は実際の作業を体験しながら大麻についての知識を深めた。

上野さんは東日本大震災をきっかけに家族と八河谷集落に移住。昨年4月、大麻栽培者免許証の交付を受け、栃木県で栽培されている産業用大麻で陶酔作用の原因となるTHC(テトラヒドロカンナビノール)をほとんど含まない品種「トチギシロ」の栽培に取り組んでいる。
まつりは、昨年に続いて行われ、全国各地から約500人が集まった。

高さ2・4メートルもある木製のおけで蒸し、剥がれやすくなった大麻の茎の表皮から畳糸の原料になる「アラソ」を採取。木灰汁(あく)で煮て、神社のしめ縄や衣類の糸の原料になる「コギソ」を抽出する作業をスタッフのアドバイスを受けながら実践した。

趣味で麻を使ったアクセサリーを作るという横浜市の清水幹予さん(65)は「伝統の方法で繊維を取り出す作業を実際に見ることができ、すごく勉強になった」と関心しきりの様子だった。

【日本経済新聞 2014年9月21日】

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