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世界初!大麻草を聖体とする「大麻教会」が認可される

世界初!大麻草を聖体とする「大麻教会」が認可される

大麻教会

世界初の大麻教会なる宗教団体を創設してしまったのは、米インディアナポリス州のビル・レヴィン氏。

大麻合法化が進むアメリカの中にあって、インディアナ州では未だに嗜好用大麻はおろか医療用大麻も違法なのだが、大麻草を聖体とする「大麻教会」が米国税庁から非課税の宗教団体として認可されたというのである。
なんだか矛盾している話だが、その裏には、全米で物議を醸しながら同州で7月1日より施行される州法「宗教の自由回復法」が関係しているのだ。

その法律の内容とは、同州で同性婚は合法であるにも関わらず、同性愛に偏見を持つ人が “宗教の自由” を掲げて、合法的に同性婚に反対できるというものだ。例えば、企業や業者が独自に掲げる「宗教」により、結婚式などで同性愛者に対してビジネスやサービスの提供を拒否することができるのである。

そこでレヴィン氏は、“宗教の自由” を逆手に取って大麻教会を設立。宗教の自由回復法の可決で全米から総スカンを食らってしまったインディアナ州は、イメージダウンを回復するべく、このような宗教を認めざるを得なくなったというわけだ。
“宗教の自由” を回復しようとしたら、イメージダウンの回復に奔走しなければならなくなったとは、なんとも皮肉な話である。

今のところ大麻教会は、実際に信者が集える教会を準備するべく、資金調達サイト「GoFundMe」でキャンペーンを展開中だ。
そして、「大麻教会」は、巷に多い閉鎖的でジメジメとした新興宗教のイメージとは違い、ユーモラスで明るい思想を持ち、ムーブメント的である。
レヴィン氏が掲げる大麻教会の教義12項目は以下のとおりだ。



大麻教会の教義12項目

1: クソ野郎になるな! 誰をも平等に愛せ。
2: 毎朝、笑顔で1日を始めよう。起きたら、まず笑顔になること!
3: 出来るだけ人に助けの手を差し出すべし。お金のためでなく、助けが必要とされているからだ。
4: 自分の体を神殿のように扱え。質の悪い食い物やソーダで体を毒すべからず。
5: 人を利用したり、故意に人を傷つけるな。
6: 争いは始めず、争いは止めるのみ。
7: 野菜を育て動物を飼育し、自然を日常生活に取り入れるべし。
8: ネットで挑発的になるな! 他人を尊重して攻撃的になるべからず。
9: 毎日10分間、静かな場所で一日を振り返ろう。
10: 誰かがイジメられていたら、すぐに助けるべし。自分を守れない人を守ってあげよう!
11: たくさん笑ってユーモアを分かち合おう! 人生を前向きに楽しむべし。
12: “癒やしの植物” である大麻は、我々の聖体だ。人間同士の距離を縮める大麻は、健康の源泉かつ愛でもあり得る。病や鬱(うつ)から救ってくれる大麻を、個人としても団体としても全身全霊で信奉するのだ。


【 情報源: ロケットニュース24 2015年6月6日】


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