大麻を正しく考える国民会議 -大麻草を検証するサイト 大麻は麻薬ではありません。良質の繊維や油が取れ、医療分野でも活用が期待されています。

大麻は麻薬なのか

大麻は麻薬なのか

大麻草

これまでの科学的な研究報告では、タバコやアルコールと比較して、大麻は危険というデータはありません。

「大麻」や「大麻草」とは植物の名前であり、麻薬(正確には「痲薬」と書く)の呼び名ではありません。
「カンナビノイド」は大麻に含まれる薬効成分であり、麻薬成分ではありません。
戦前の日本では、大麻の成分を抽出した薬が喘息(ぜんそく)やアレルギーに効く漢方薬として市販されていました。

1970年の世界保健機構(WHO)の報告では、大麻を吸う事で奇形の発生、衝動的な行動、激しい習慣性はなく、麻薬につきものの禁断症状なども認められないことが指摘されています。

1994年にアメリカ国立薬物乱用研究所が、麻薬と嗜好品の比較表を発表しています。(※下表)
大麻はタバコやアルコールと比較して安全なものであるとされています。

2006年には、オランダにおいて大麻草使用者と非大麻草使用者それぞれ10人ずつのMRIを比較する実験を行なったところ、「常習的な大麻草使用者でも、通常は、若者の正常な脳発達の神経毒にはならないと結論できる」、「大麻草使用が単独で脳へダメージを与え、統合性失調症のような神経障害を引き起こすという仮説は誤りであること示唆している」との研究結果が紹介されるに至っています。

2009年5月に東京都薬用植物園において行われた「薬物乱用の基礎知識」の講義の中では、東京都精神医学総合研究所の妹尾栄一氏が、「私が病院で見てきた薬物依存症で治療を受けている患者のほぼ全員が複数の薬物の使用歴があり、大麻に由来する症状を特定することができない。また大麻がアルコールやニコチンと比べてどの程度リスク度の高いものなのかという明確な仮説を提示することも難しい」と発言しています。
日本には大麻取締法違反で検挙される者が毎年2000人近くいるにも関わらず、日本の医療機関は大麻単独の摂取で健康障害を起こしている患者を確認していないというのは注目すべきことです。


種 類依存性禁断性耐 性切望感陶酔性
ニコチン64532
ヘロイン55655
コカイン43364
アルコール36446
カフェイン22211
大麻11123

 アメリカ国立薬物研究所による麻薬と嗜好品の比較表(1994年)


過去に、非常に大きな大麻の判定がイギリス、アメリカ、WHOの調査で4回あった。(中部大教授 武田邦彦)


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